ヴィルヘルム・ハンマースホイ展

日曜日に、国立西洋美術館で開催されているヴィルヘルム・ハンマースホイ展に行ってきました。全体的に暗いイメージが先行する油彩画を多く描く人でした。人物の居ない風景画を描くのが特徴的で、それがまた一段と作品の暗いイメージを助長しているようでした。

中でも印象に残っているのは、真っ暗闇の中で男たちが集まっている絵。遠目に見るとほとんど真っ暗なキャンバスの中に、ゆらりと人が現れるような独特の感覚を受けました。きっと写真だったらほとんど何も写らないような情景でも、油彩画にするとここまで魅せる絵にする事ができるのだなと感心しました。